自己紹介
JIANG RUYUE(キョウ ジョゲツ)、また、普段使用しているアーティスト名は karin や acidcookie です。1996年に中国で生まれました。独立系ゲーム開発者、実験映画監督、絵師。文学部を卒業し、文芸美学科で修士号を取得しました。
2017年、technologyとArtに関する独立系雑誌『Perspicere』で、編集者として働き、GitHubでMarkdown形式を使用して記事の編集を行いました。2018年、Fractal Artに興味を持ち、Processingを学び始め、 作品を制作しました。2019年、独立系ゲーム開発イベントに参加し、独立系ゲーム開発者としてゲームのデザインを開始しました。
2020年、Adobe PhotoshopやClip Studio Paintなどのグラフィックデザインソフトを独学し、いくつかのグラフィック作品を制作しました。
2021年にはドット絵に興味を持ち、ASCIIアートと1-bitアートの描画ソフトを研究し、多くの試行を行い、自分のドット絵アートスタイルを確立しました。
2022年に修士号を取得しました。卒業論文では、ロシアの理論家ミハイル・バフチンの対話主義学説を用いて、デジタルアートにおけるインタラクティブな物語の発展経緯を分析しました。そして外資系IT会社、RCT.AIでCorpus Writerとしてインターンシップを開始し、その後入社。複数のAI製品のデザイン作業やAIのテスト作業に携わりました。
今、HTML/CSS、 Figmaなど勉強中です。技術とアートの両方に興味を持ち、新しい知識を学ぶのが好きな人です。
グラフィック デザイン
映像作品
ジェネラティブアート
ゲーム開発
技術理念とおすすめシール
UI/UX デザイン
Graphic Design & Illustration
グラフィックデザインとイラスト
グラフィックデザ『異形の家』
シール:Adobe Photoshop
『異形の家』は、2020年に制作された作品、カフカの小説『変身』からを得て、家族の中で感じる疎外感というを表現しています。作品は2024年10/27〜11/2に恵比寿L-1ギャラリーのグループ展『時の螺旋』に出展されました。
ドット絵
『鏡の予感』
シール:Aseprite
『鏡の予感』は2024年5月から制作を始めた新しいドット絵作品です。部分作品は原宿でデザインフェスタギャラリーの企画展『EXHIBITION OF MONOCHROME 』参加しました。対称的な作品を描くことが新たな楽しさを感じさせてくれたので、このシリーズは今後も続けて制作していきます。
漫画作品
I can’t fell sick
シール:Clip Studio Pro
言語:英語
販売リーク:https://itch.io/queue/c/3230526/zine-comic
2023年4月一週間完成した初短編コミック作品『I Can't Feel Sick』は、私の個人的な経験に基づいています。厳格な育て方を受け、母から“きもい”(Sick)という言葉の使用を禁じられたことが、言葉のタブーが人間の本質を抑制する影響を考えるきっかけとなり、この作品を制作しました。この作品では、さまざまな手法を試し、自由でリラックスした実験的なスタイルを持っています。
Photography&Film
映像作品
実験映画・ストップモーション‐アニメーション
『目中の蛇』
シール:DragonFrame5 Final Cut Pro
言語:中国語、英語
この作品は2021年に、チェコの実験アニメ作家シュヴァンクマイエルのスタイルにインスパイアされて作りました。私は独学で人形制作、セットデザイン、そして定格アニメーションの技法も学びました。物語は、目が不自由な子供が、魔法の蛇に光を与えられ、また奪われ、それに反抗する話です。この作品を通じて、現代の情報検閲について考えています。私たちが得る情報は、政府や企業によって選ばれたもので、本当の事実かどうかはわかりません。この不自由な状況を見つめ直したかったのです。この作品は中国長沙市目田書房、東京江古田フライングティーポット融解座上映会で上映されました。
実験映画
『仮東京印象』
シール:Davinci resolve studio
言語:日本語
この作品は2024年8月に完成したもので、DaVinci Resolve Studioを初めて使って制作しました。映像素材は、私が日本に来てから撮影した短いビデオで構成されています。興味深い撮影アングルを捉えることが好きで、光の変化が物体に与える影響を大切にしています。映像には明確なテーマはなく、東京という都市に対する断片的な印象を、憂鬱な感情とともに表現しています。この作品は東京江古田フライングティーポット融解座上映会、東京目黒区碑文谷APIA40で上映集団ハイロによる上映会フリースペースで上映されました。
写真作品
Blue & Yellow Playground
夏の夜
UI/UX and Product Design
UI/UXとプロダクトデザイン
Delysium https://www.delysium.com/
AI ゲーム (前職に参加したプロジェクト)
1. 背景
プロジェクト概要
これは、AI技術とブロックチェーンメカニズムを組み合わせたゲーム開発プロジェクトであり、AIによる生成コンテンツを通じてプレイヤーの没入感を高めることを目的としています。また、ブロックチェーン市場において個性的なキャラクターデザインを提供することも目標の一つです。
要件
このプロジェクトでは、ブロックチェーンで販売されるキャラクターのデザインが必要であり、AI生成による会話の豊かさを向上させることが求められました。同時に、生成されたコンテンツがキャラクターの性格やストーリー設定に沿うように調整する必要もありました。2. 貢献
私は corpus writer として以下を担当しました:- AIプロンプト(Prompt)の最適化
- キャラクターの差異化デザイン
- キャラクターの行動や設定を一貫させるためのコーパス調整
- QA(品質保証)からのフィードバック対応とコーパスの改善
3. プロセス
【要件分析】
ゲームチームは主にブロックチェーンの観点からキャラクターの調査や計画を行いましたが、ストーリーやキャラクター性格の設定については曖昧な部分が多くありました。
私はゲームチームと複数回のミーティングを行い、要件の詳細を明確にし、それぞれのキャラクター性格やAIでの表現形式を具体的に確認しました。
【設計とプロトタイプ】
要件に基づき、AI生成コンテンツの情報を3つの部分に分けて設計しました:
プロンプト背景情報:AIにゲーム背景や基本情報を提供。
AI性格情報:キャラクターごとの性格特徴や言語スタイルを明確化。
フィルタリングワードメカニズム:キーワードの制限を通じて、生成コンテンツが設定に準拠するよう調整。
【反復と最適化】
初期バージョンのAI生成コンテンツには以下の問題がありました:
会話が繰り返される場面が多い
一部の会話がキャラクター設定に合致していない
これらの課題を解決するため、以下の方法で最適化を行いました:
プロンプト戦略を調整し、会話の繰り返しを削減
性格に関連するコーパスを追加し、キャラクターの一貫性を強化
フィルタリングメカニズムを改善し、ストーリー背景に合わない内容を削除
テストとフィードバック
4回の内部テストと2回のプレイヤーテストを実施し、200件以上のフィードバックを収集しました。
プレイヤーによるキャラクター性格の表現満足度が30%向上しました。
会話の豊かさに対する評価が85%以上に達しました。
4. 成果
実際の成果物
- 効率的なAIコンテンツ生成システムを納品
- チームの継続的な反復作業を支援するため、プロンプト設計の完全なドキュメントを作成
5. 振り返り
学んだ経験
このプロジェクトを通じて、AI技術の成功した活用には、アルゴリズム自体だけでなく、ユーザー理解と創造的な設計手法が必要であることを実感しました。特にゲームデザインでは、キャラクターの細かい設定とプレイヤーのニーズが重要です。課題と改善点
時間的な制約のため、生成コンテンツの個別最適化をさらに進めることができませんでした。今後は、ユーザータグシステムを組み合わせることで、コンテンツをよりプレイヤーの個別ニーズに合わせることを目指します。将来へのインスピレーション
この経験を通じて、AIとインタラクションの組み合わせにさらに興味を持つようになりました。将来的には、AI生成コンテンツとプレイヤーインタラクションデザインを融合させ、ユーザー体験を向上させる方法を研究したいと考えています。マニアイ
発達障害者の時間管理支援アプリ
『マニアイ』概要
『マニアイ』は、時間の見積もりが苦手な発達障害の方々向けに設計された時間管理アプリです。ユーザーの個人的な支度時間を分析し、それに基づいて客観的で現実的な時間予測を提供します。また、心理的・生理的な状態に応じた柔軟なプランニング機能を搭載しており、負担を軽減しつつ効率的な時間管理を実現します。タスク完了までの進捗を視覚的に確認できるため、時間の誤差を減らし、締め切りや予定をより確実に守ることが可能です。
『マニアイ』の特徴
『マニアイ』では、支度時間からタスク完了までの時間を「時間のブロック」として捉え、現実的で直感的な時間管理をサポートします。従来の「時間点」を基準とする方法ではなく、時間の流れや全体像を理解しやすい設計です。
ユーザーのその時々の生理的・心理的状態を考慮し、支度時間やタスク計画を柔軟に調整できる機能を搭載。これにより、自分自身のペースを守りながら、無理なくタスクを進められます。
タスク完了までの進捗を視覚的に確認でき、さらに実際の時間と予測時間の誤差をフィードバックとして提供。これにより、自分の「時間感覚」を深く理解し、今後の時間管理に役立てることが可能です。
ユーザーリサーチ
ターゲットユーザーへのインタビューおよび既存のデータを基に、以下の問題点を特定しました:
- タスク所要時間を予測するのが難しい。
- 固定スケジュールへの適応が困難。
- 視覚的にわかりやすいツールが不足している。
ペルソナ(ユーザー画像)
- 名前:田中太郎
- 年齢:15歳
- 職業:中学生
- 課題:
- 朝の支度に時間がかかり、頻繁に学校に遅刻してしまう。
- 必要な持ち物が見つからず、登校前に慌ててしまう。
- どのタスクを優先すべきか分からず、全体的に手際が悪くなりがち。
まだ作成中
Game Design ゲーム デザイン
超現実的な短編ゲームシリーズ
https://itch.io/c/1920575/surreal-short-game-series
超現実的な短編ゲームシリーズは、ゲーム内で漫画のコマ割りを提示する試みです。これはシリーズ作品で、合計9つの作品があります。各作品には、超現実主義の短い物語が含まれています。
ジャンル:Click game
担任部分:レベルデザイン、 ゲームシナリオの作成、ドット絵
言語:英語
プラットフォーム:HTML
製作ソフト:flickgame.org
Thinking of Technology & My recommended tool
技術理念とおすすめシール
テクノロジーの本質は、人々をよりオープンで自由にすることです。
『オープンで自由なインターネットの必要性』
人々には、自由にアクセスできるオープンなインターネットが必要です。Aaron Swartzがオープンで自由なインターネットを守るために尽力したことを忘れてはなりません。私たちは、より良いインターネット環境を人々に提供できると信じるべきです。
『オープンソースの精神と独立開発者の支援』
オープンソースのプロジェクトには、誰もが参加でき、自分のアイデアや経験を共有することが可能です。これにより、ソフトウェアはより柔軟で信頼性の高いものとなります。また、多様なツールを提供することで、ユーザーは特定のプラットフォームや企業に依存せず、自分に合った選択ができる環境が重要です。
『個人のプライバシーと安全の保護』
現代のウェブサイトやアプリは、クッキーの収集が過度に行われています。ユーザーは企業の規約を受け入れるだけでなく、情報利用の選択権を持つべきです。テクノロジー企業は、ユーザーの情報を保護し、その使用方法を明確に示す責任があります。
『完璧よりも適切な技術の選択』
多くの優秀な技術者は低レベルのプログラミング言語(例えばC言語)を好むことが多いですが、低レベルだからといって常に適しているわけではありません。時には、学びやすく、迅速にアイデアを具現化できる言語やツールを使用することが、より効率的な場合もあります。
『技術と美的感覚の調和』
優れたプロダクトは、機能だけでなく、美的感覚も大切です。使いやすさやデザインの美しさを追求し、ユーザーにとってスムーズな体験を提供することが必要です。
『多様なプラットフォームと旧バージョンの提供』
最新のデバイスを持っていない人々もいます。ユーザーにソフトウェアの更新を強要するのではなく、旧バージョンや異なるプラットフォームに対応した選択肢を提供すべきです。
『おすすめシール』
Fediverse
Fediverseは分散型SNSで、自由にサーバーを選んで利用でき、データ管理も自分で行えます。プライバシー保護が強く、異なるプラットフォーム間で連携が可能です。カスタマイズ性も高く、自分好みにSNSを運用できます。
RSS
RSSはウェブサイトの更新情報を自動的に取得でき、複数のサイトを効率的にチェックできます。広告やアルゴリズムに左右されず、自分が選んだコンテンツだけを一括で確認でき、情報収集の手間を減らせます。
tutanota
Tutanotaは強力な暗号化を提供するメールサービスで、プライバシー保護に優れています。広告がなく、データも匿名で保管されるため、安心して利用できます。使いやすいインターフェースで、安全なメールのやり取りが可能です
excalidraw
Excalidrawはシンプルなデザインと直感的な操作が特徴のウェブベースのツールです。インストール不要で、どこでもすぐに使える点が便利です。また、手書き風の図が簡単に作成でき、共同作業にも適しています。
ChatGPT
ChatGPTの強みは、さまざまな質問やテーマに柔軟に対応できる点です。どんなペースでも、一緒に学んでいくことができます。また、国籍や地域、年齢、性別、そして身分を問わず、誰でも対等に知識を探求し、好奇心を満たすことができる環境を提供します。
本サイトについて
本サイトは最初 Cargo のサービスを利用して構築しました。その理由は以下の通りです:- 豊富なデザインツール:Cargo はデザイン性に優れ、大量の画像コンテンツを展示するのに適しています。
- クラウドストレージ機能:画像のアップロードや管理が簡単に行えます。
- コードの柔軟性:CSS や HTML を直接編集できるため、デザインをより個性的に仕上げることができます。
しかし、制作を進める中で、Cargo の容量制限によってページの読み込みが遅くなるという問題が発生し、ユーザー体験に影響を与えることが分かりました。そのため、パフォーマンスと柔軟性を向上させるために、サイトを自主的に構築することを決意しました。
今後は以下の技術を使用する予定です:
- ホスティングプラットフォーム:Vercel を選択し、高速なデプロイプロセスと優れたパフォーマンス最適化を活用します。
- CSSフレームワーク:Tailwind CSS を試し、モジュール化された効率的なスタイル設計を実現します。
- インタラクションコードの探求:CodePen を活用し、より面白いインタラクティブなコードを学び、ウェブサイトに創造性を取り入れたいと考えています。
目標は、美しいだけでなく、読み込みが速く、楽しいインタラクションを備えたウェブサイトを作り上げることです。